Warning to Ridley Scott: Don't Make "Blade Runner 2"

昨夏、全米公開され、製作費100億円もしながら、全然ヒットもせず、いつのまにか終わってた「エイリアン」シリーズの最新作「プロメテウス」。俺も気にはかけてたんだが、結局、劇場には行かなかった。リドリー・スコット作品は出来るだけ、劇場のスクリーンで鑑賞すべきだと思ってたんだが、どうもこの一連の「エイリアン」シリーズにいい印象を持っていなかったのと、正直、リドリー・スコットにはSFをやるなら、続編とかリメイクではなく、全くの新機軸となるマテリアルに挑戦してほしかったが、70歳過ぎて、この期に及んで、「何でエイリアンなのか？」と、ファンである俺は困惑したね。

で、早朝、DVDで恐る恐る鑑賞したわけよ。もうガックリの内容。薄々分かってた事だが、期待はしてなかった分、ショックも大した事なかった。映画は約2時間。最初1時間は場面設定の布石だけで終わった。そして後半、ドタバタとなるわけだが、いわゆるエイリアンはどこにも登場してない。プロトタイプのエイリアンの話なのか？これって結局。とにかく生煮えの料理を出された感じ。「エイリアン4」に続く、「エイリアン5」的な内容を期待したかったんだが、数年前の製作時に「エイリアン1」の前談話になると聞いて、期待は一気に薄れた。要するに「エイリアン誕生秘話」が、この「プロメテウス」なわけよ。もうどうでもいいって話。世界興収4億㌦（約350億円）。このプロットに釘付けになった観客が世界にはこれだけいたんだと思うと、映画に置けるSFの地位がまた、下降しちまうのかと思うと悲しいね。リドリー・スコットは「ブレードランナー」の続編を企画してる。正直、マジに止めて欲しいわ。もういいんだって。明日、お口直しに「ブレードランナー」観るわ.....。